ブルガリアの旅 Sozopol と 日本人の知らないびっくりブルガリア人言動
私、西ヨーロッパにはトータルで2年弱くらいいましたし、夫もヨーロッパ人、計4年間海外をふらついていたので、もうこの年でカルチャーショックを受けることもないだろうなんて思っていました。ましてはヨーロッパで。今回のブルガリアの旅は、久々にびっくりする事があったので(悪い事ですが)、せっかくだからご紹介します。
びっくりした事4つのうち2つはホテル内。
今回はホテルはSunny Beachというブルガリアで一番有名なビーチにある4つ星ホテルに泊まりました。ブルガリアは昔社会主義だったということが今でも根強く影響を及ぼしていると言う事で、日本人からは考えられない人の行動やホテルの悪趣味さはそこから来てるらしいです。
まず部屋とかみても全然4つ星には思えないです。ぎりぎり三つ星。悪趣味で貧乏くさい感じなので写真撮ってません。
なぜこのホテルにしたかと言うと、食べ物に関するレビューが一番良かった。
ちょっとだけ食べ物の写真は前回のブルガリアのブログに載せてあります。
初めての黒海。ブルガリアのオールドタウン Nessebar レポート
どんなにオシャレなホテルでも、オールインクルーシブで朝、昼、夜そこで食べる事ができるなら、美味しくないといやじゃないですか。
(この辺のホテルはオールインクルーシブが多いです。)
レビュー通り、食べ物はすごく美味しかったので満足しました。
本題のびっくりブルガリア人の行動ですが、、、
ブッフェでちょっと軽食を食べようとしていた時(おやつみたいな)、間違ってナゲットを床に落としてしまった私。
「I’m so sorry!」と言ったら、ブッフェのカウンターの向こう側のデブなコックさんがすごいじろじろナゲットを見てる。
「拾って渡す?」と言っても反応がないのでティッシュにくるんで、捨ててね、みたいな感じで彼に渡したんですが、
彼の次の行動…「Thank you」ではく、「そっちのポテトも拾ってくれ」と言われました。
「何のこと?」と思い床を見たら、確かに2、3個ポテトが散らかってるんです。
妊娠7ヶ月のお腹で床に落ちてるナゲットを拾うのもやっとこなのに、なんでホテルのスタッフに命令されて誰かが落としたポテト拾って掃除しなきゃいけない私?ともう頭が「What the Fu*kkkkkkkk」となり、切れました。
「私落としてないし、私は掃除係なわけ?」と言ったら
「It’s OK…」とか言われた。
こんな事言われたら日本人なら驚くと思うのですが、(黙って拾ってあげる人も多いかもしれないけど)夫は、「思った通りの人たちだな」とすごく冷静。
何か不思議な事があると「社会主義の影響だ」と言います。(笑)ホントかな。。。
社会主義だと、「誰かの問題は、みんなの問題だ」(みんなとは、社会、会社など)という考え方だそうで、ポテトが散らかってるならそこにいる人がひろってくれればいいだろうという考えになってもそんなにおかしくないと。(夫の予測ですあくまで)
ホテル内でもう一個の事件。
ホテルのプール用のタオルに交換できるカードがチェックインの時に2枚渡されて、そのカードでプールサイドでタオルをもらいましたが、そのタオル交換所が11時から2時くらいまで休憩でしまってまして、使い終わったタオルとカードを交換するのは、あとにしようと思いプールの椅子に置いておいたんです。
あとでそこに行ってみるとタオルがなくなっていたので、リセプションに誰か回収したか、そのタオルがないから新しいタオルがもらえないから確認して欲しいと言いに行きました。
「タオルの件はマネージャーに相談してみる。そもそもなんでタオルをプールサイドに置いていったんだ?椅子をタオルでキープするのはダメとそこに書いてあるだろう」と、なんか叱られたんですよ。
「タオルの交換所がしまってるから返せないから置いておいたんだ。椅子なんかキープしたかったわけじゃない。なんで交換所はあいてないの?」と夫が言うと
「誰だって休憩はとるだろう」と言い放たれました。
はぁ??と呆れてくすっと笑っちゃったよ。タオルの交換所は暇そうなおじいちゃんが2人もいるんだから、休憩とるならばらばらに取れば別に閉める必要ないのに、なんて屁理屈なんだろうって。
結局タオルはもらえないし、次の日ももらえないので、別のリセプションに言ったんです。今度は感じよさそうな女の人に。そしたら、「ライフセーバーがタオル回収してるから、ライフセーバーに言って、タオルをもらって」と言われて、ライフセーバーが…?とちょっと思ったのですが、聞いて見たら「俺はライフセーバーだ。タオルの回収係じゃないから、タオルなんて回収しないよ」と言われました。(笑)
「リセプションか、あそこのタオル交換所の人にいってごらん」と言われ、タオル交換所に行ったら、まず英語は一言も話せない。
夫の片言のブルガリア語で説明すると(ブルガリア語がわかるなんて初めて知ったわ)
「俺たちはカードとタオルを交換する。カードがないならタオルは交換できない。」と言われたそうです。
タオルがなくなったら、誰かどうにかしなきゃいけないかもしれないが、それは自分ではない。という考えのようです。
前回に行ったリゾートがバリで、誰でも何でも話を聞いてくれて、お客さんを助けようという姿勢があったので、このブルガリアの対応はもう驚きの連続。
驚いていない夫にも驚き。(笑)2つ星ホテルとかならこんな事あっても別に驚かないんですが、4つ星だからビックリ。
と言うわけで、ブルガリアに行こうと思ってる人(あんまり聞いた事ないけど)、色々覚悟して行きましょう!
さて、場所はとても素敵なブルガリア。
Nessebar からSozopolという街に船で行って来ました。
50分くらい船に乗るのですが、一人往復20ユーロくらい
あまり船の情報はホテルの人も知らず、Google mapでも車しか出てこないです。
あ、そういえばここでもブルガリア人にびっくりしたなぁ。
もともと船に乗るために並んでいる人たちがいるのに、あとから来たバスのツアーの人たちが、全く別の方向に列をつくって横入りするんです。もともと並んでいた人たちが、船の乗務員にちゃんと並べとか怒られて、「横入りしたのはあっちよ!!」と超大げんか。それでだいぶ時間とった。
バスに乗るにも、どれだけ横入りできるか競ってるみたいで、ほんと野蛮だなと思いました。(笑)中国にいるなら驚かないんですが(笑)ヨーロッパであまり見ない光景です。
Sozopolではなんと一人だけ日本人のおじさんを発見しました。
ひとり旅をしていた様子。手に日本語のガイドブックを持っていたので日本人確定。そもそもブルガリアのガイドブックって存在したんですね。(コロンビアのガイドブックは探してもなかった。)
Nessebarとすごく似ているけど、Sozopolには小さくて素敵な宿が沢山あるっぽくて、2泊くらいこの辺に泊まっても素敵な時間が過ごせそうです。
海沿いのレストランでご飯を食べたよ。
ヨーロッパでの食事の後に日本のレストランに行くと、ミニチュアの世界にいるようでゲンナリします毎度..
そういえば冒頭で「びっくりした事4つ」の4つ目、最後のびっくりは、通りすがりの車の人に呼び出されて「そこにある椅子どかしてくれ」とか頼まれたりすること。自分で車降りてもできるような事だけど、そこにいるんだからやってくれ、という感じの頼みごと。
日本にいるとあまり通りすがりの車に頼まれ事とかもされないし、ポテト拾えの後の頼まれ事なので、この国にいるとやる事いっぱいだな、という印象でした。(笑)
ちょっと日本っぽくも見える壁と屋根。
海辺の小さいホテル。ここ素敵そうだな。
昔はギリシャだったらしいので、ギリシャっぽいテイストの建物もちらほらあります。
海辺のカフェはすごく素敵でした。
サービスに期待せず、へんなヘマをしなければ素敵にすごせるブルガリア。
2度目の訪問はないですが、いい人生経験になりました。
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