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今テレビでも話題の”ブラジリアンビキニ”って一体何!?ブラジリアンビキニの定義と始まり

この記事を書いた人について

テレビの「マツコ会議」ですらも「ブラジリアンビキニ」を取り上げるようになった日本では、ビキニといえばブラジリアンビキニってどうなの?という所まで知名度が上がってきている近年。

2008年にブラジルで作られたブラジリアンビキニを取り扱っていた私は、ブラジリアンビキニとはブラジルのビキニの事だと思っていたのですが、最近なんでも「ブラジリアンビキニ」と呼ばれているような…?と思い、何が「ブラジリアンビキニ」の定義なのかを根掘り葉ほり調べてみました。

ブラジリアンビキニ の歴史は意外と古い

もちろんブラジリアンビキニというのは、ブラジルで発祥したビキニなのですが、定義としては「Tバックのようにお尻の露出が高いビキニ」がブラジリアンビキニのようです。

そしてなぜブラジルでそのような小さいビキニがメジャーになったかというと、

タンガと呼ばれる、ブラジルのアマゾンの先住民の民族衣装がそのような形だったからです。

今はブラジルだけでなく世界中でTバックの下着などをタンガとも呼ぶようです。
そのせいで、「アマゾンの先住民の民族衣装のタンガってどんな見た目なの?」と思いGoogleでTangaと探しても、セクシーな下着の画像しかでてきません!

今はソングという意味も持つ、「タンガ」とは?

(ここはWikipediaを引用。)
タンガ(ポルトガル語: Tanga)とは、もともとブラジルの先住民族であるインディオの女性などが身につけていた腰巻のことといわれる。しかしブラジルのリオのカーニバルなど、サンバカーニバルにおいて、パシスタなど女性のダンサーが着用する衣装を総称してタンガというようになった。

元々のタンガはアマゾン川に生息するナマズのカンディルの1種などが体内に侵入して食い荒らすのを防ぐために作られた陶器製の物で美術品としても民具としても価値が高いとされている。

近年、日本などでは下着の一種としても呼ばれるようになり、フロントとバックがV字型にカットされ、サイドはひも状にデザインされている。フロントはアンダーヘアを覆う程度のデザインになっており、バックもサイドの幅が狭くなっているのが特徴である。タンガは、ソング(thong)、Gストリング(G-string)と同義にしばしば用いられる。海外ではソングと並んで、いわゆるTバック下着類や水着類の総称となっている。

お尻の丸みがきれいに出て、ショーツラインやブリーフラインがアウターに響きにくいことから、フィット素材の細身のパンツの下に着用されることが多い。ソングより繊細でエレガントなデザインになっている。

ブラジリアンビキニとカーニバルの関係

ブラジルといえば有名なカーニバル。元々はスカートをはいていたダンサーたちですが、カーニバルでよりブラジルらしさを出すために、サンバのダンサーは先住民族の衣装、タンガのデザインを取り入れるようになったそう。

誰でも一度はテレビなどで見たことがある、ほぼ裸のようなTバックの衣装ですね。

そのデザインを元にブラジルで70年代にビキニが作られるようになったとのこと。

ブラジルのカーニバル、私も一度体験しました。2009年ごろ、ろくな写真が撮れませんでしたがこんな感じ。

こうやってみるとさっぱりわけがわかりませんよね。(笑)それぞれのグループごとにテーマがあって、衣装やセットもテーマに合わせてそれぞれ違います。

コンテストのように張り合ってるらしいです。

ブラジリアンビキニは昔は陶器でできている民族衣装だった!

セクシーな印象のサンバダンサーやブラジリアンビキニですが、 色気を出すためにあのようなデザインになったのではないんですね。

ナマズから 穴を 身を守るための衣装だったというから、全くセクシーな話しではありません。(笑)

民族衣装のタンガ。ブラジル人のお友達に協力してもらってやっと見つけた画像がこちら。

(画像はこちらから借りました。)

これをサイドに紐を通し、股に挟むようにして穴を塞いでいた…と私は解釈しておりますが、着用写真は見つかりません。

これ、簡単に検索できないから驚きでした。

ブラジリアンビキニの歴史と民族衣装を写真付きで関連づけた記事がインターネット上にないんですね。

全く別の言葉でポルトガル語で検索して100個くらいの関係ない画像からやっと1、2個見つけた、という感じ。

可愛いビキニを探している人には全くどうでもいい話しでしたが、個人的にとても興味が湧いてしまいました。

だって、こんなに セクシーさが売りのようなブラジリアンビキニ が、体の穴を塞いでナマズ(その一種)の侵入を防ぐためのデザインから作られたなんて、全く想像していなかった事なので。

これを調べている時にアマゾンの先住民の衣装がネットに出てきたのですが、胸もお尻も丸出しでほぼ裸の状態で体に飾りがついているので、私たちが「セクシー」だと思うな肌のチラ見せや胸、お尻の露出などとは全くの無縁の感性の持ち主たちのようです。

ちなみにビキニの言葉の意味、知ってました?

7月5日は「ビキニの日」。フランス人のルイ・レアールが1946年7月5日、露出度の高いツーピースの水着をパリで発表。「ビキニ」と命名して世の中に普及した。レアールの水着が発表される4日前の7月1日、21キロトン級の原爆「エイブル」が、太平洋のサンゴ礁「ビキニ環礁」に投下された。この原爆の破壊力になぞらえて、レアールは自身が発案した水着を「ビキニ」と命名

つまり、この時代にはあまりにも衝撃的な肌の露出のデザインだったので、原爆の名前をつけたんですよね。昔は原爆ほどの衝撃!!と思うほど水着を上下二つに分けるというのが新しかったんですねー。

ブラジリアンビキニのまとめ

ヨーロッパ生まれの水着は、競泳用水着のようなワンピースが上下にセパレートしたというルートを辿ってきており、ブラジリアンビキニの背景は「民族衣装から変化したもの」というのが一番の大きな違いですね! 

こちらに普通のビキニが辿ってきた歴史をまとめてあります。


当店ではビキニボトムのお尻のカットを4種類に分けいます。
ブラジルで実際に着られているくらいの小さいブラジリアンビキニ が一番左。
左から2番目くらいがいわゆる「ブラジリアンカット」と最近言われているカット。

ここが難しいのですが、どのくらい小さければ「ブラジリアン」だという細かい定義はないんですね。本当のブラジルの先住民の衣装は陶器や革紐だったわけで。(笑)

ビキニは改良に改良を重ねられ、色んなボトムが作られるようになったわけです。

ぜひ、自分に心地の良い程度の「ブラジリアンビキニ 」を見つけていただければと思います。

このような陶器から、こんな素敵なビキニに発展した、というブラジリアンビキニの歴史のお話でした!

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